- 同人ゲームを作りたい
- 同人ゲームの制作で行き詰っている
- 同人ゲーム制作の流れを知りたい
こんなお悩みを解決します。
今回は同人ゲームを制作してみたい!と考えている方向けに、同人ゲーム制作の流れをご紹介していきたいと思います。
■この記事の執筆者(管理人)
- 実績1:学生時代から10年以上ゲーム開発に取り組む
- 実績2:フリーゲームの累計DL数30万以上
- 実績3:同人ゲームの累計販売本数1万本以上
学生時代からゲーム開発に取り組み「Majestic Saga」や「月下草」などのゲーム開発で累計DL数30万以上突破。作品はプログラミングコンテスト最優秀賞受賞歴があります。現在は別の本業を持ちつつ、同人ゲーム開発やインディーゲーム開発に取り組んでいます。
企画を考える
まずはどんなゲームを開発するか、考えます。企画といっても、頭の中でぐるぐる考えて徐々に開発に移行していく形でも全然問題ないかと思います。
ただ、複数人で開発するのであれば、企画の内容をメンバーに伝える必要があることから、何らかの形で企画にまとめる必要があるでしょう。
僕の場合は、Wordやドキュメントにまとめる程度ですね。
※近々、過去に開発したゲームの企画書なんかを公開することも考えています。
メンバーを募集する(任意)
ゲームを開発するにあたり、複数人で開発するのであれば、徐々に募集を始めていきましょう。
企画書や立ち絵、簡単なモックアップなどあると集めやすいかと思います。
なお、メンバーを募集するといっても、基本的には企画主の方が全てを薄く担当して、その補助をいただく形でライターさんやイラストレーターさん、プログラマーさんに参加いただくのがやりやすいかと思っています。
あくまでも同人ゲームなので、皆さんそれぞれ生活があり、何らかの理由で離脱しなければならないこともあることが予想されますし、スケジュールが遅れてしまうことも考えられます。
そうしたときに、最悪の場合は企画主の方が代わりにやるか、速やかに他の方を募集するといったことをやる必要があるからです。
メンバーを募集するときは以下サイトを参考になさってください。
開発を始める
ここがメインですが、サークル毎、というか作品毎にやり方が異なってくるかと思います。
管理人の場合は、エクセルやスプレッドシートでスケジュールを管理したりしますが、途中で要素が追加されるといったことはしょっちゅうで、日々変化していく感じですね。
具体的に作業の内容を分けてみると、以下のようになるでしょう。
- グラフィックの制作
- シナリオの制作
- 音声の収録
- 実装
グラフィックの制作
同人ゲームを制作するならグラフィックは重要なところ。
特にイベントスチルについては売上を左右する部分なので、自分の画力に自信がないのであれば外注も検討しましょう。
なお、ドット絵などのグラフィックについては、ある程度自分で改変できるようになっておくと作業が楽になります。
以下記事では、特にドット絵を編集するのに役立つソフトについて解説しています。
シナリオの制作
シナリオについても、自分で考えるか、外注するかを検討できます。
特に外注する場合は、最初にシナリオを依頼して、ある程度完成してから制作を始めた方が進めやすいでしょう。
音声の収録
キャラクターに音声をあてるのであれば、早い段階で声優さんの選定を行っておくとよいでしょう。
実際に声かけをしてみて、依頼可能であれば収録~編集してゲームに組み込める素材ができあがります。
なお、管理人は実装時に収録してもらった「声が小さい」という問題にあたってしまいました。
以下記事でそうしたケースでの解消法を解説しています。
実装
素材が揃ったら、実装していきましょう。
実際には、素材の制作・準備と実装を繰り返しながら、少しずつ制作が進んでいく形になるはずです。
なお、各種素材についてはロイヤリティフリーの素材を利用するのもおすすめ。
以下記事で、ゲーム制作するのに一通り必要な素材をご紹介しています。
【RPG素材】マップやキャラクター・モンスターなどこの素材がおすすめ!
デバッグする
ゲームが完成したら、ひたすたテストプレイしてデバッグしていきます。
この段階でいろいろ意見をいただいて、大きく変更することもあるため、予定していたリリース時期より数か月前には実施しておきたいところ。
リリースする
デバッグが済んだら、リリースの準備を進めましょう。
リリースの流れについては以下記事で解説しています。
また、リリース後にやるべきことについてもご紹介しています。
同人ゲーム開発中にやっておくと後悔しないこと
ここでは、同人ゲーム開発中にやっておくと後悔しないこととして、以下3つをご紹介します。
- 画像のファイル名にルールを持たせておく
- モザイクの規格をDLsiteやFANZAで確認しておく
- モザイクなしの画像も別ファイルとして保管しておく
画像のファイル名にルールを持たせておく
同人ゲームで使う画像ファイルにはルールを持たせておきましょう。
例えば、頭にキャラクター名、次に用途、最後に画像番号を振るといった形にして、「名前_立ち絵_01.png」にするといった形です。
これは、後で画像の修正が必要になるケースや、画像の入れ替えが発生したようなケースで、やりやすくなるからです。
モザイクの規格をDLsiteやFANZAで確認しておく
モザイクの規格については、DLsiteやFANZAで確認しておきましょう。
最小4ピクセル平方モザイクかつ画像全体の長辺が400ピクセル以上の場合、必要部位に画像全体長辺×1/100】程度を算出したピクセル平方モザイクとする。
DLsite
リリース時に審査NGをくらって、修正する作業はなかなか大変です。
モザイクなしの画像も別ファイルとして保管しておく
画像にモザイクをかける際、モザイクをかける前の画像も取っておきましょう。
これは、詳しくは書きませんが、特にローカライズを検討する際には必須だといえます。
その他、審査NGで修正する際にも、モザイクの上から別のモザイクをかけるより、モザイクなしの画像に処理したほうが仕上がりがきれいになるはずです。
まとめ
以上、同人ゲームを開発する流れについてお伝えしましたが、流れ自体はシンプルです。
毎回リリース前は吐きそうになる位大変ですが、いざ完成したら、他のなにものにもない高い満足感を得られるもの。
これから同人ゲーム制作を考えている方、実際に同人ゲーム制作に取り組まれている方は、よかったら参考になさってください。
なお、同人ゲームの流れを含めた、作り方については以下記事で詳しく解説しています。