- 同人ゲームで生成AIは使える?
- おすすめのツールは?
- そもそもAIは利用すべき?
ここでは、同人ゲームにAIを活用するというテーマでAI生成ツールや、そもそもAIを使うべきかといったことを考察していきたいと思います。
■この記事の執筆者(管理人)
- 実績1:学生時代から10年以上ゲーム開発に取り組む
- 実績2:フリーゲームの累計DL数30万以上
- 実績3:同人ゲームの累計販売本数1.5万本以上
学生時代からゲーム開発に取り組み「Majestic Saga」や「月下草」などのゲーム開発で累計DL数30万以上突破。作品はプログラミングコンテスト最優秀賞受賞歴があります。現在は別の本業を持ちつつ、同人ゲーム開発やインディーゲーム開発に取り組んでいます。
これからゲームを作っていきたいという方は以下記事を参考になさってください。
おすすめの生成AIツール
※少しずつ追加していきます。
Stable Diffusion
調査中
PixAI
PixAIは基本無料で利用できる生成AIツールです。
AI生成時にはポイントを消費しますが、1日1回、ポイントを補充できるため、数回程度のAI生成であれば毎日少しずつ利用することで無料で使い続けることができます。
おすすめの呪文(プロンプト)
おすすめのプロンプトについては以下Ci-enの記事でご紹介しています。※随時更新予定
Ci-en/【AI画像生成】おすすめの呪文(プロンプト)一覧
AI生成イラストを使った同人ゲーム
以下、DLちゃんねるまとめページでご紹介しています。
AI生成イラストを同人ゲームに利用するメリット
AI生成イラストを同人ゲームに利用するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 費用を抑えることができる
- ハイクオリティなイラストを生成できる
- 短期間でゲームを制作できる
費用を抑えることができる
AI生成ツールは条件次第で無料で利用できるものも多いです。
たくさん使いたい場合には有料になるケースが多いですが、それでも、絵師さんを起用して1枚1枚描いていくのと比べると費用を安く抑えやすいでしょう。
ハイクオリティなイラストを生成できる
AI生成ツールを利用することで、手軽にハイクオリティなイラストを生成できます。
イラスト単体で見れば、プロレベルといって差し支えないものがほとんとです。
短期間でゲームを制作できる
AI生成ツールは、短期間で大量のイラストを生成できます。
全て利用できるわけではありませんが、大量に生成したイラストのうち、一部を利用するとしても、1枚1枚イラストを描いていくのと比べると非常に短期間でゲームを制作できます。
AI生成イラストを同人ゲームに利用する際のデメリット
一方、AI生成イラストを同人ゲームに利用するには以下のようなデメリットがあります。
- 独特な仕上がりになりやすい
- 通常とは違うカテゴリでの販売となる
- 飽和する可能性がある
独特な仕上がりになりやすい
AI生成ツールを利用して作成したイラストは、そうでないイラストと比べて独特な仕上がりとなりやすいです。
クオリティは高いのですが、どこか違和感を感じるイラストに仕上がるケースも多いものです。
この辺りは今後のAI技術の発展により改善される可能性はあります。
通常とは違うカテゴリでの販売となる
AI作品はイラスト等簡単に生成できてしまうこともあり、DLsiteなどで多数の作品が登録されています。
どんどん作品数が増えてしまうということもあり、DLsiteなどのプラットフォームでは、サークル毎に登録申請数に上限が設けられています。
なお、2024年9月時点ではDLsiteで登録申請できるAI作品の数は1ヶ月に4作品までとなっています。
飽和する可能性がある
AI作品は大量に生成して、短期間で作品を販売していくことも可能です。
また、AI生成したイラストをそのまま流用するような作品であれば、誰でもAIを利用すれば同クオリティの作品を簡単に作れてしまうことになります。
現状、AI生成作品はまだ若干の違和感がある状況で、現状のままAI作品がどんどん増えていけば、ユーザーからは例えクオリティが高くとも「似たイラスト」と見られてしまい、販売数が減っていく可能性があるでしょう。
AIで同人ゲームのシナリオも生成できる?
AIで同人ゲームのイラストを生成した作品は、すでにたくさん販売されていますが、シナリオを生成することも可能なのでしょうか?
この点、管理人の観測範囲内ではありますが、現状ではまだ難しいのではないかと感じています。
なお、AI生成ではありませんが、「シナリオファクトリー」という作品では、R18シナリオを複数パターン、ランダムに生成可能となっています。
生成したシナリオは自由に利用可能となっているようなので、同人ゲームのシナリオでお困りの方は利用を検討してみてもよいかもしれません。