RPGツクールMVはプログラミングの知識がなくても、また自分で素材を用意できなくても一通りのゲームを制作してしまえるゲーム制作ツールです。
なお、2024年時点におけるRPGツクールの最新作はMZですが、使えるプラグインという観点からRPGツクールMVを選ぶのも一つの方法です。
ここでは、まだRPGツクールMVでゲームを作ったことがない!という方に、RPGツクールMVでゲームを作る方法をお伝えしていきます。
なお、RPGツクールMV以外のゲーム制作ツールについては以下記事で解説しています。
RPGツクールMVの基礎知識を確認する
ゲーム制作を始める前に、ツールに慣れたり、基本的な内容を理解したりするために、以下を活用するとよいでしょう。
- チュートリアル
- RPGツクールMV 初心者講座
- RPGツクールMVのヘルプ機能
チュートリアル
RPGツクールMVを起動すると最初に表示されるものです。
マップやイベントの設定方法など、基本的な内容を実際にツールを触りながら学べるため、最初に一通りやっておくとよいでしょう。
なお、実際に制作を始めた後に、再度チュートリアルの内容を確認したいときは、ヘルプから確認できるようになっています。
RPGツクールMV 初心者講座
RPGツクールMVの公式サイトで公開されている、初心者向けの基礎講座です。
ちょっと全部目を通すのは大変な量なので、さっと見た後、実際に制作を進めながら、分からなくなった時に戻るといった使い方をするとよいでしょう。
また、RPGツクールMVに一通り慣れてきたら、応用編として以下のような講座も用意されています。
RPGツクールMVのヘルプ機能
RPGツクールMVでの制作を進めていくと、用語の意味やリソースの準備方法が分からないといったこともあるでしょう。
そうした場合は、RPGツクールMVのヘルプ機能を利用するのがおすすめです。
RPGツクールMVでゲームを制作する流れ
一通りRPGツクールMVを触ってみて操作方法が分かったら、早速ゲームを作り始めてみましょう。
- 企画を考える
- シナリオを考える
- 素材を用意する
- シナリオや素材を組み込んでいく
- 完成したらゲームをリリースする
企画を考える
まずはゲームシステムやゲームの規模など考えていきます。
できれば、どんな形式でもいいのでワードファイルやエクセルファイルなどに考えていることを書き留くとよいでしょう。
もちろん、最初からがっつり企画書を作りこむのもよいですが、最初は雑に書き留めておいたものを作りながら改変を重ねていくのでも全然問題ありません。
なお、ゲームを作りにあたりメンバーを募集する際には以下のようなサイトを活用できます。
シナリオを考える
次にシナリオを考えていきます。
シナリオは、テキストファイルで書き進めていってもよいですし、簡単なプロットだけ考えて、後はツール上で書き込んでいくのでもよいでしょう。
個人的には、後で修正を加えていくことを考えると、シナリオはテキストファイルに書き込んでいった方が管理しやすく、おすすめです。
素材を用意する
主人公や仲間になるメインキャラクター、敵キャラクターの立ち絵やキャラチップ、サイドビューにするのであればサイドビュー用のモーションの他、立ち絵シーンで表示する背景やイベントスチル、タイルマップなど用意していく必要があります。
これらは、ツクールMVの標準機能でも十分用意することが可能です。
例えば、キャラクターの顔画像を用意するのであれば、「キャラクター生成」機能を利用すると便利です。
その他、ツクールに用意されているもの以外の素材を準備するのであれば、以下のような方法があります。
- 自分で用意する
- ロイヤリティーフリー素材を利用する
- イラストレーターさんやドッターさんなど専門の方に制作してもらう
自分で用意する
自分で絵を用意するのであれば、プロも使うフォトショップやクリップスタジオ、SAIなどの利用を検討するとよいでしょう。
その他、無料でもGIMPなど高機能なペイントツールはあります。
また、ドット絵の制作ツールについては以下記事で解説しています。
ロイヤリティーフリー素材を利用する
クリエイターの方が素材を提供されているケースもあります。
特にRPGツクールMVは多くのユーザーがいることもあり、RPGツクールMVの規格にあった素材が用意されていることが多いのも嬉しいところ。
各種素材については、本サイトでさまざまご紹介しております。
それぞれ、利用の範囲やクレジットの有無など、素材の利用規約を確認のうえ利用されるようにしてください。
イラストレーターさんやドッターさんなど専門の方に制作してもらう
イラストレーターさんやドッターさん、シナリオライターさんなど、それぞれ専門の方に依頼して制作してもらうことも可能です。
素材を利用するのより割高にはなってしまいますが、自分だけの素材を用意してもらえるので、検討してみるとよいでしょう。
シナリオや素材を組み込んでいく
シナリオや素材が用意できたら、RPGツクールMVで組み込んでいきます。
基本的には、シナリオや素材の用意と組み込み作業を並行して行っていくことになるでしょう。
なお、ワールドマップや街、ダンジョン、家の中などのマップは、ツクールMVに標準でサンプルマップが用意されている(ツクールMVの左下のマップ欄で右クリック>ロード)他、ロイヤリティフリーで利用できるサンプルマップを提供されている方もいらっしゃいます。
組み込みに慣れてきたらプラグインの利用も検討してみましょう。
組み込みながら、「テストプレイ」で動作を確認し、さらに不足したものがあれば、追加で用意して…といったことを繰り返して、ゲームの完成を目指していきます。
完成したらゲームをリリースする
ゲームが完成したら、デバックを実施し、問題なく動作することが分かればゲームをリリースします。
よくある質問
Q.RPGツクールMVとRPGツクールMZはどちらがおすすめ?
A.今から始めるのであればRPGツクールMZがおすすめです。
RPGツクールMZはRPGツクールMVの基本的な機能を引き継いだツールで、リリース当初はプラグインが豊富だったツクールMVを選ぶ選択肢もありましたが、最近ではツクールMZ向けのプラグインも充実してきています。
また、ツクールMVのプラグインは一部ツクールMZで利用することもできる点も、ツクールMZを選ぶべき点だといえるでしょう。
まとめ
RPGツクールMVについて、特に初心者の方に向けて、基礎知識を確認できるサイトや実際にゲームを作る際の流れなどお伝えしました。
RPGツクールMVは初心者の方でも比較的簡単にゲームを制作できる便利なツールです。
本サイトでは、他にもいろいろとゲーム制作を効率的に進められる方法などお伝えしております。
ぜひ、本記事や本サイトでご紹介した内容を参考に、素晴らしいゲームを完成されることを願っております。
なお、ゲームを制作している中で分からないことや質問したことなどございましたら、TwitterのDMなどでお気軽にご質問くださいませ。